中東国家理解 レバノン編 1.中東のパリと呼ばれたベイルート

2019.04.18 Thursday

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    中東国家理解 レバノン編 中東のパリと呼ばれたベイルート

     

     

     

     

    レバノンはアラブ諸国の中で唯一、砂漠がない国です。

    大きさは岐阜県と同じくらいで、雪山もあり、観光資源も豊富です。

     

     

     

    レバノンは第1次世界大戦後、オスマントルコからフランスに統治権が移り、フランスの領土になりました。

     

    そのため現在でも町並みはその当時の雰囲気が残っており、首都ベイルートは中東のパリといわれるほど栄え賑わっていました。

     

     

     

    しかし1975年、政権内部の主導権争いに端を発したレバノン内戦は、近隣諸国や欧米の大国など様々な勢力の介入を招き、15年も続きました。

     

    首都ベイルートの争奪戦は特に激しく、かつて「中東のパリ」と呼ばれた美しい街並は壊滅し、大勢の市民が死傷しました。

     

     

     

    5月19日はレバノンが舞台の中東映画会です! 入場無料‼

     

    〜以下案内〜

     

    中東平和フォーラム定例会

    中東映画勉強会

    〜Lebanon(レバノン) 

          

    判決、ふたつの希望』

     

     

     

    ジアド・ドゥエイリ監督・共同脚本による2017年のレバノン映画。

    第74回ヴェネツィア国際映画祭カメル・エル・バシャが男優賞を獲得。

    第90回アカデミー賞外国語映画賞にレバノン代表作として出品、ノミネート

    2018年8月日本公演で大ヒット。

    日時  5月 19日(日)

       18:15  開会     

    18:30  上映開始

      20:30  解説、懇談

     

    入場:無料

    会場 日本橋公会堂

    2階 第三第四会議室

    裏面に案内図があります

     

    皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

    *参加される方は 小林(090−3963−9698)までご連絡ください

    主催:特定非営利活動法人中東平和フォーラム

    電子メール:info@mepf.jp
    電話: 03-3249-2443
    電子メール:info@mepf.jp

     

     

     

    新しい感動を受けるほど、人間関係を理解するのに役立つ映画。
    とてもしっかり作られていて感動しました。 ★★★★★  〜映画.COM〜

     

    見なきゃいけない映画だと思うし、観るべき価値もあった。
    対岸の火事ではなく、誰もが抱えるであろう火種の話でもあった。
    アカデミー作品賞を撮って欲しいとさえ思う。 ★★★★★  〜映画.COM〜

     

    中東の紛争の中で、奇跡的に前進していくレバノンの歴史や個人の尊厳がスリリングに描かれていました。
    よくもこんなに整理して、しかも面白く作ったなと感嘆させられました。
    日本人も気になる、他国とどう向き合って行くか考える参考になります。オススメです。 

    ★★★★★  〜Yahoo映画〜

     

     

     

     

     

    前回までの記事はこちらから

    http://mepf.jugem.jp/

     

    中東平和フォーラムに関する各種お問い合わせはこちらから

    http://www.mepf.jp/contact/index.html

     

    Ziv Medical Centerの支援はこちらから

    http://www.mepf.jp/donation/index.html

     

    お待たせいたしました‼ 5月19日(日)中東映画勉強会決定‼

    2019.04.16 Tuesday

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      中東平和フォーラム定例会

      中東映画勉強会

      Lebanon(レバノン) 

            

      判決、ふたつの希望』

       

       

       

      ジアド・ドゥエイリ監督・共同脚本による2017年のレバノン映画。

      74回ヴェネツィア国際映画祭カメル・エル・バシャが男優賞を獲得。

      90回アカデミー賞外国語映画賞にレバノン代表作として出品、ノミネート

      2018年8月日本公演で大ヒット。

      日時  5月 19日(日)

      18:15  開会     

      18:30  上映開始

      20:30  解説、懇談

       

      入場:無料

      会場 日本橋公会堂

      2階 第三第四会議室

      裏面に案内図があります

       

      皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

      *参加される方は 小林(090−3963−9698)までご連絡ください

      主催:特定非営利活動法人中東平和フォーラム

      電子メール:info@mepf.jp
      電話: 03-3249-2443
      電子メール:info@mepf.jp

       

       

       

      新しい感動を受けるほど、人間関係を理解するのに役立つ映画。
      とてもしっかり作られていて感動しました。 ★★★★★  〜映画.COM

       

      見なきゃいけない映画だと思うし、観るべき価値もあった。
      対岸の火事ではなく、誰もが抱えるであろう火種の話でもあった。
      アカデミー作品賞を撮って欲しいとさえ思う。 ★★★★★  〜映画.COM

       

      中東の紛争の中で、奇跡的に前進していくレバノンの歴史や個人の尊厳がスリリングに描かれていました。
      よくもこんなに整理して、しかも面白く作ったなと感嘆させられました。
      日本人も気になる、他国どう向き合って行くか考える参考になります。オススメです。 

      ★★★★★  〜Yahoo映画

       

       

       

      シリーズ 『中東和平は可能か?』 7.お互いに共有できる和平物語が必要

      2019.04.15 Monday

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        民間組織(NGOの交流

         

         

        これはインターフェイスといって異なる宗教者同士の交流です。

         

        御存知のように中東は宗教無しでは存在できない地域ですので宗教者の役割が大変重要です。

         

        重要なのは、このように仲良くやっていますよという写真を撮ることではなくて、二つの重要な宗教が平和のために何か行動をして行く、実際に何かを成してゆくことが重要です。

         

        中東各地にいざこざが起こりますが、ユダヤ教、イスラム教各宗教指導者たちが駆けつけて解決への努力を行っています。

         

        平和と安全というのは誰にとっても重要な案件です

         

         

         

        このようにセキュリティサービスなど専門的に携わっていた人物たちを集めて彼等の意見を聞いています。これらの問題の根本にある課題は我々自身の態度、姿勢を変えなければならないことです。

         

        中東平和フォーラムが支援するZiv病院

         

         

        このツヴィ病院というのはシリア国境近くにあるイスラエル側の病院ですが、シリアの内戦で負傷した子供やご婦人などを手当てしています。

         

        この場を借りて中東平和フォーラムの方々にお礼を申し上げたいと思います。

         

         

         

        皆様方が集めて下さった支援金をツヴィ病院の院長に手渡した写真であります。

         

        皆様の寄付金はこのように負傷者の治療に使われております。

         

         

         

        これは、イタリアで撮った写真でありますがイスラエルとパレスチナの子供たちをイタリアに連れて行きまして親も一緒に連れてきてお互いに交流します。

         

        イタリアでは放送もされましたがイスラエルとアラブの子供たちがイタリアに来て一緒にサッカーをやっている姿です。

         

        こうしてみると子ども達はどちらがパレスチナでどちらがイスラエルか見分けがつきませんが、イタリア側とイスラエル側両方の国会議長もこの場に来ております。


         

        日本の政府の「平和と繁栄の回廊

         

        日本の政府も中東の和平プロセスを進めています。

        「平和と繁栄の回廊」プロジェクトの一環で、(「平和と繁栄の回廊」構想は,日本,パレスチナ,イスラエル,ヨルダンの4者による地域協力によりヨルダン渓谷の社会経済開発を進め,パレスチナの経済的自立を促す中長期的取組であり,2006年に,小泉純一郎総理(当時)がパレスチナを訪問した際に提唱した日本独自のイニシアチブである。)

        ヨルダン川付近でジャイカもプロジェクトを行っています。

         

        これはイスラエルとパレスチナの共存共栄に向けた中長期的取り組みとして、イスラエル人パレスチナ人が共に参加しながら環境を良くしてゆくプロジェクトです。

         

        皆様が家に帰ってから考えて頂くヒントになればと思います。

         

        ♦最後に

         

        パレスチナ問題に関心ある人たちは、一つの国の体制にするのか、二つの国の共存体制にするのか?とお考えになった事が有ると思います。

         

        一国家解決法だと一つのグループは完全に他のグループに依存するようになりがちです。

         

        今、もっと一般的に受け入れられている考えは二国家共存の解決案です。

         

        しかし最初にお見せしたようにあのような複雑な境界線で二つの国家が共存できるでしょうか。

         

        ですから完全依存でもなく、完全独立でもなく相互依存の関係が必要になります。

         

        それぞれの民族が独自のアイデンティティを持ちながらも相手を認め合った相互依存の関係が必要になります。

         

        そして共に栄える共存共栄の関係です。

         

        そして大切なことは、価値の共有です。

         

        一方にしか通じない価値観とか一方の民族にしか受け入れられないシナリオではダメです。

         

        お互いに共有できる和平物語が必要です。

         

        これで私の講演は終わります。皆様本当に御清聴ありがとうございました。

         

         

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        シリーズ 『中東和平は可能か?』 6.ソフトパワーの重要性

        2019.04.12 Friday

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          ♦最も越えがたい感情の壁

           

          失敗した事例と成功した事例の両方を比べて学んで、これからのアプローチを考えていきたいと思います。

           

          明確に言えることは、「今はソフトパワーを発揮する時である」ということです。

           

          ソフトパワーが必要だからといって政治的な力が必要ないというのではありません。

           

          国境問題、難民問題、エルサレムの帰属の問題という政治的な問題、これは今後も継続して論議していかなければなりません。

           

          しかしみなさん驚かないでください。

           

          こういった問題は既に言葉の上では解決済みです。

           

          国境線をどうするだの難民をどうするだの、エルサレムの帰属をどうするなど、これらは実はすべて、既に合意済みの事項なのです。

           

          一番の問題は、国民自体が本当に和解しよう、そして共に生きてゆこうという決断がだけが残っているのです。

           

          問題の核心は、理論とか合理性とかそう言った事ではなく我々の心の中核にある感情問題です。その感情問題がこじれて問題になっているのです。

           

          お互いが共に生きてゆこうという強い感情にどのようにしてたどり着く事ができるかが問題の核心です。

           

          ♦文化交流から始まる相互理解

           

          勿論この心の領域には宗教が深くかかわっていますから、両者の宗教の指導者や宗教人たちがお互いの理解を高めるという事、文化の交流を通して人と人とが本当に深く交わるという事が大切です。これらのことを私達は力を入れて行なってきました。

           

           

          この写真、これはイスラエルの伝統的な笛をアラブの子供たちが吹いている場面です。

           

          他にもこのような民間レベルでイスラエルとアラブの交流を試みてきた私たちの活動の何百という写真があります。

           

           

           

          これはパレスチナのラマラでの地元の有力者達との会合です。

           

          継続的に交流を続けていこうという事で現在でも頻繁に話し合いが持たれています。

           

          このパレスチナ側の文化省の局長だった女性は継続的にイスラエルとの文化交流を持っています。

           

           

           

          これは、今年6月に行いました平和議員連盟の写真です

           

          イタリア・サンマリノ、ウクライナ、トルコなど各国の国会議員が集まりましてイスラエル・パレスチナの平和議員連盟の立ち上げをプロモートした時の写真です。

           

          イスラエルとパレスチナの国会議員達の交流をメインとしながら関係国の国会議員との交流の場を広めてゆくためです。

           

           

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          シリーズ 『中東和平は可能か?』 5.過去の平和プラン 成功した例

          2019.04.11 Thursday

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            ♦平和プランの成功例

             

            今度は少しうまくいった例をあげてみたいと思います。

             

            1979年、エジプトとイスラエルとの間に平和条約が締結されました。

             

             

             

            まあ正直に言いますが、これはイスラエルとパレスチナ側の平和ではなくて、エジプトとイスラエルという2国間の協定です。

             

            成功例ではありますが、直接パレスチナ,イスラエル問題ではありません。

             

            しかしながら二国間に平和を結ぶことができるということは、アラブとイスラエルの人々の間の平和が可能であるという希望を与えてくれます。

             

            そしてこれは、イスラエルとパレスチナ関係をもう少し話し合いの軌道に乗せてみようという試みを与えてくれました。

             

            この試みはスペインにおいて、各国首脳,もちろんイスラエルからも、アメリカからそれからソ連からもゴルバチョフという、錚々たる世界の首脳陣が集まった中での協議でありました。

             

            この時に設定された2国間協議とか多国間の協定、などの話し合いの試みというものは未だに続いております。

             

            このスペインの会議、マドリードの会議が大きなきっかけとなってオスロでさらに実質的な平和へのプロセスがはじまります。

             

            1993年のオスロ会議では、イスラエルは初めて国家としての権利をPLO(パレスチナ解放機構)から認められ、イスラエルはPLOをパレスチナの正当な代表として正式に認めました。

             

            PLOとの間に正式にそのような合意がなされました。

             

            この時私たちは本当に大きな希望を抱きました。これで私たち二つの国が和解に向けて進むことができるのだ、お互いに相手を認め合うことができるのだ、という希望が見えた瞬間でもありました。

             

            ♦成功例だがとりのこされたパレスチナ

             

            1994年には、イスラエルとヨルダンとの平和条約が結ばれました。

             

            イスラエル首相とヨルダンの国王、それから真ん中にはクリントンさんがいます。みなさんどう思いますか。

             

             

             

            これはパレスチナにとって喜ばしいことでしょうか?あるいはそうでないでしょうか?

            皆さんにはちょっと答えにくい質問かもしれません。

             

            パレスチナ人にとっては、パレスチナ人がここに入っていないのでのけ者にされた気分になるのです。

             

            エジプトとの平和条約でもそうでした。ヨルダンともそうでありますが、

            つまりエジプトとヨルダンはパレスチナの問題から手を引いたという現実であります。

             

            それでパレスチナ人は、自分たちはこのヨルダンからも、エジプトからも積極的な支援を受けられずに取り残されたという気分になるのです。

             

            パレスチナ人にとってはどう感じるかといえば、

             

            エジプトはガザなんか欲しくない。ガザはどうぞあなたたちで解決してください。

             

            ヨルダン国王も、ヨルダン川西岸を私たちは要りません。どうぞお好きに。

             

            というふうにエジプトというパトロンとヨルダンというパトロンを失うこととなる、頼りになる国がなくなったのです。

             

             

             

            しかし逆にパレスチナ人にとっては、「やはり我々は、我々にとってのアイデンティティを確保するための自分たちの国が必要だ」という意識がかえって強まるきっかけにもなりました。

             

             

            ♦成功例からの教訓

             

            先ず第一には、リーダーの資質が重要です。

             

            エジプトとイスラエルのリーダーは必ずやり遂げるという信念を持っていたということです。この強いリーダーは、本当に達成できるのだという強い気持ちを人々に与えてくれました。

             

            二点目は相手方を尊重し相手方の権利を認め、相手の言い分も聞きながら話を進めるということであります。

             

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